2012年07月11日

アンパンマン

フランス菓子界の和心パティシエ青木です。



今日は、ラジオで「~マン」特集をやっていました。

例えば、ウルトラマンとかミラーマンとか(古すぎ・・・)アンパンマンとか・・・



とは言ってもラジオなので、もちろん映像ではなく、

そのヒーロー番組の主題歌が流れていました。



朝からウルトラマンの歌を聴いて、今日はテンションが

めちゃくちゃあがりました。



そして、最後の歌がアンパンマンのマーチでした。



そう、みなさんがよく知ってるあれ・・・



そうだ、恐れないでみ~んなの為に・・・



原作のやなせたかしさんが作詞した、名曲です。



僕も娘がいるので、一緒にアンパンマンはよく見せられました。



内容は至って単純でいつも同じパターン。



バイキンマンが弱いものいじめをしてると、SOSを聞きつけたり

察知したアンパンが助けに来て、最初はバイキンマンに押される

ものの、顔を取り替えてアンパーンチ!!!で一件落着。



子供の夢を壊すようなことを言いますが、もし、もしですよ・・・



アンパンマンが現れなかったら・・・



バイキンマンは弱いものをいじめて、最悪は殺人犯になるのです。

(アンパンマンの世界では人間は出ませんが・・・)



これを今の世の中にすり替えてみましょう。



先日あった、滋賀県大津市のいじめからの自殺。

かなりの時間を割いて報じられていたので、みなさんもご存知

だと思いますが、自殺の練習までさせられ、亡くなった後にも

被害少年の写真に穴を開けたりと、加害少年は普通の人間とは思えない行動です。

自殺をした少年の心を考えると、本当に胸が痛みます。



では、彼にとってアンパンマンはいなかったのでしょうか?



実は、少年は担任の先生に泣きながら相談していたそうです。



でもその担任は止めるどころか、笑って黙認していた・・・



これが事実なら、本当に本当に悔しい。

13年で命を絶たなけれがいけなかった彼がどんな想いで

自分の中のたったひとりの“アンパンマン”に助けを求めたのだろうか。



結末は・・・担任はアンパンマンではなく、バイキンマンの味方だったのです。



たまたま同じ時間に、今回のいじめのニュースとアアンパンマンの歌

が重なったので、このように感じたのですが、改めてアンパンマンと

いうアニメがいかに奥が深いか考えされました。



アンパンマンは

見境なく困ってる人を助けます。

アンパンマンは

絶対に困ってる人を見捨てません。

アンパンマンは

自らの命を張って友達をそして仲間を守り抜きます。



もし担任がアンパンマンだったら、彼は今でも元気に生きていたでしょう。



そして、もっとたくさんこの世の中にアンパンマンや、カレーパンマン

そして食パンマンがたくさんいたら、多くのいじめから子供達を守れるでしょう。



人間が人間としての営みを続ける限り、バイキンマンの

存在をなくするのは困難でしょう。いや、不可能かもしれません。



でも、そこに、



全てに愛を注ぐ、アンパンマンが一人でもいたら、

自殺という、最も悲しい命の経ちかたはなくなるのでは

ないでしょうか・・・



子を持つ親として朝から考えさせられた一日でした。



そして、いじめで亡くなられた少年に心からご冥福をお祈り致します。









Posted by doubledecore at 07:35│Comments(0)
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